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◆本日の1本スピンオフ◆☆本日の1台その2☆

2017年12月11日(月)

石塚です。  マンネリ対策の「本日の1台」 第2弾はスズキが世界に誇るコンパクトオフローダーです。
そうです 「ジムニー」です。 
が、僕がオススメしたいのは軽自動車規格のジムニーでなく、排気量を660→1,300ccにボアアップし、ワイドトレッドタイヤとオーバーフェンダーを身に付け、非常にマッシブな体格にビルドアップされたにもかかわらず、いまいち不人気な「ジムニーシエラ」です。

どうでしょう。 オーバーフェンダーがあるだけで(これはカスタムされていますが)、かなりゴツく、男らしくなってますよね(*^_^*)  少々リフトアップさせると尚魅力が増します。
僕は25歳~30歳までこれのワインレッドの5速マニュアル車乗っていたのですが、それまでオートマに乗っていた僕にマニュアルシフトの楽しさを再確認させてくれた1台でした。  おかげで今やマニュアル車オンリーです。
 悪路の走破性はこのクラスとしては世界一で、対抗できるのはトヨタのランドクルーザーとその兄弟車ランクル・プラドぐらいでしょうか。 ただ、ボディサイズや価格帯が全然違うので、比較対象にするのはちょっとヘンかな?と思います。 やっぱりジムニーが世界一だと思います。
40年以上の歴史の中で細かなマイナーチェンジは多いものの、大規模なモデルチェンジはわずか2回という、ロングライフモデルとしても有名です。
ジムニーは林業用の作業車として使われるほか、山岳地域や積雪地において機動性の高いインフラ生活用車両として高い評価を獲得しています。
国内のみならず世界中で評価されており、海外向けに「サムライ」という名前で販売されていて、いかにこのクルマが日本を象徴する1台であるかが伺えます!
 現行のモデルチェンジ(1998年)までのモデルはなんとウインドウも「くるくる窓」でした。 平成生まれは知らない、あの手動で回すやつです。
エアコンやパワステはあるものの、快適性は二の次、実用性とボディ剛性重視です!
まさに男の道具。 乗り心地は当然良いとはいえず、ドアはただの鉄板で、「バン!!」と味気ない音で閉まります。古い団地の玄関ドアみたいでした。   もちろん女子ウケは悪いでしょう。
高速走行も全く不向きで、140㌔なんて出そうものなら車体が震えてきたものです。。。
 
しかし、前回のロードスターでも触れた様に、デメリットもたくさんありますが、僕は大好きな1台です。
たくさんのデメリットを吹き飛ばしてくれるコイツの魅力はやっぱり角ばった無骨なルックス、道具のような利便性、カスタマイズパーツの豊富さ、そして圧倒的な走破性
基本、ジムニーで走れない道はどのクルマでも無理です。  僕の実家は林の中の別荘地なので、そういった場所ではとても重宝します。  泥のぬかるみも、雪道も大得意。

近年ではキャンピングカーブームもあり、こういった手頃な価格で手に入るオフローダーをカスタムし、
車内泊出来る様にするオーナーも増えている様です。
クルマは道路だけでなく、多趣味への道も切り開いてくれるんですね(゜o゜)
ジムニーシエラの中古相場価格は30万前後~300万円程するコンプリートカスタムカーまで幅広くあります。
古めの年式でもキチンと整備がしてあるものはなかなか高く、程度の良い個体はやはり100万円前後でしょうか。
 
さて、ジムニーは居住性と引換に悪路走破性を手に入れた訳ですが、住宅用地を検討する上でも、「何かを優先したら何かを妥協する」というのは重要なポイントになってきます。
たまにこんなお問い合わせを頂きます
「甲府駅周辺で、建物が少ない静かなところ」
・・・ うーん
利便性の高い所は住宅や商店が密集しますし、反対に静かな郊外は当然買物便等は悪くなります。
 
 
かつて日本海軍に栄光と挫折を味わわせた零式艦上戦闘機、通称「ゼロ戦」は海軍上層部の無茶な要求をほとんど満たしたそうです。
優れた美術品の様に美しく、速度が速く、後続距離が長く、重武装、軽量で旋回性能が良く、熟練パイロットならば意のままに操れたその名機は、軽量化の為に悲しいまでに装甲が薄く、未熟な若手パイロット達は少々の被弾でたやすく撃墜されていきました。
他の性能にこだわり、ステータスを空戦能力に振りすぎたせいで、重要な「人命と機体を守る為の防弾性能だけは切り捨てられた」のです。
太平洋戦争は文字通り洋上での戦闘が多く、墜落先は広大な海です。 陸地に不時着→徒歩で帰還・・・のような事が出来ません。 一度の被弾がそのまま死に繋がります。
経験を積む間もなく次々に若手もろとも高価な機体が消えていき、深刻な人手・機材不足に陥りました。
あれもこれもと性能を欲張り過ぎ、「妥協が出来なかった」事による失敗例です。
 
対照的にアメリカ海軍の戦闘機F4FやF6Fは寸胴でいかにも不恰好。  美術品のようなゼロ戦に対し、工業品でした。
速度はF6F等型式によっては互角以上でしたが、旋回能力、機銃の口径、航続力、カタログ上の性能はどれも零戦に劣っていました
しかし防弾性能とエンジン馬力はずいぶん余裕があって、被弾しても簡単には落ちず、未熟なパイロットでも生存率がとても高かったんです。
厚い防弾板を付ける事で重量増、各種の性能低下になりますが、合理的なアメリカらしく、何よりも貴重な「戦闘経験を持つ兵士の命を重視」し、他は妥協したのです。
 

命と機体さえあれば帰還し、療養・修理→再度出撃できるわけですから、撃墜された戦訓を基に、同じ失敗はしません。 こうして経験を積み重ねて腕を上げる事が出来ます。
結果、豊かな戦闘経験を持つベテランパイロットが増え、それはそのまま国の戦力増強に繋がりました。
 
これは「完璧を求めない」ことで勝利した一例です。
太平洋戦争におけるF6Fと日本軍機(零戦並びにその後継機中心)の最終的なキルレシオ19:1とされており、圧倒的な戦績を残しています。
19:1です。 
例としてひとつの戦闘が起きたとして米軍機が日本軍機を19機撃墜する間に、日本軍機は1機しか米軍機を撃墜してない事になります(数値は文献により諸説あります)。 戦争に勝てないわけです(・_・;)
 
いつの時代も、どんなものでも、全ての要求を叶えるというのは永遠のテーマではありますが、なかなか現実的ではないものです。
住宅用地探しの際も、こだわるポイント・切り捨てるポイントをある程度決めておけるかどうかが成功へのカギとなります。
 
はて、ジムニーの話はどこに・・・
 
 
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