■本日の1本SEASON2 その2■
2018年1月22日(月)
石塚です。
本日の1本は渋いですよ!
古めの映画ですが、数年おきに見てしまうこちら。
「グローリー」
あらすじ ・・・ 南北戦争時代。
北軍大佐ショーは、初めての黒人部隊の指揮官に着任する。
兵士募集に呼応した黒人のほとんどが南部からの脱走奴隷だが、明日への誇りを賭けた熱気を感じられた。
やがて訓練が始まるが、靴も、軍服も支給されない。
しかし、それでも参戦できる日を夢見て厳しい訓練に耐え、ついに実戦で成果を挙げる。
そして難攻不落の砦攻略を志願するのだが・・・
もう30年近く前の作品です。
デンゼル・ワシントンやモーガン・フリーマン等、現在でもハリウッドの主力俳優の代表作に必ず入る名作です!
僕は初見はTVの吹替えで観た記憶があるのですが、恐らく小学生の時だと思います。
それ以来、定期的に鑑賞する1本になっています。
虐げられてきた黒人奴隷が自由を勝ち取る為に、満足に軍服や靴すら支給されないまま、怒号の中訓練に明け暮れるシーンはグっときます(@_@;)
デンゼル・ワシントン扮する新兵が靴がほしくて脱走し、罰として鞭打ちを受ける場面があるのですが、そこで流す涙にはどんな理由があるのか、観る度にわからなくなります。 悲しみ、悔しさ、怒り、虚しさ、またはその全部・・・? とても印象に残ります。
この時代の戦法である「戦列射撃」はやっぱり何度観ても非効率に思います。 互いに十分に接近し(数十メートル)横一列に並び → 弾込め → 狙い → 射撃 → 弾込め → 狙い → 射撃 ・・・
弾を込めている間も敵は待ってくれませんから、バンバン撃たれます。 これは敵も同じ条件ですが・・・ 中世と違い、鎧も盾もありませんので無防備そのもの!
でも銃の命中率や命中精度が悪かった当時はこれが最も良いとされた戦術なんですよね・・・ うーん。
ひとしきり銃撃し終わった後は銃剣突撃です。 もう乱戦混戦。近代戦闘といっても白兵戦となれば石と棍棒で殴り合っていた原始時代の争いとなんら変わっていません。
21世紀になり、技術がどれだけ進歩しても白兵戦は斬り合い、刺し合い、殴り合いです(*_*)
ちなみにこの黒人部隊や主役のショー大佐は実在の人物で、参加した戦闘もほぼ史実通り。
同じ戦いに赴く兵士でありながら、白人と黒人では給与や補給で冷遇されていた当時、その待遇改善に身を挺して当たっていました。(画像右がショー大佐)
差別から靴の補給がされず、白人の補給担当将校を脅したり、黒人兵士の給与(月10ドル)が白人兵士(月13ドル)と同等になるまで自分の給与の受け取りを拒否したという逸話があり、映画内でも触れています。 カッコイイです!
2時間程の平均的な尺ですが、一貫して男ばかり出てくる映画です。
というか画面に映るのは99%が兵士。 名前のある女性キャストはいないです。
非常にストイック!! 大根アイドルばっかり起用する軟弱邦画とはこういうところが違いますね。(しかし僕は邦画も大好きです)
何度も観ているので結末も全てわかっているのですが、また数年後には観るであろう1本です。
2時間腰を据えて、骨太な映画が観たい! という時には非常にオススメです。 後悔はさせません!
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