◆本日の1本その19◆
2017年10月17日(火)
石塚です。
休日についに鑑賞出来た1本を是非オススメしたいと思います。
「この世界の片隅に」
劇場に行けなかったので、レンタル化を待ち望んでいました・・・
あらすじ ・・・ 1944年2月、18歳のすずは広島から軍港のある呉の北條家に嫁ぐ。戦時下、物資が徐々に不足する不自由さの中、すずは持ち前の性格で明るく日常を乗り切っていたが、翌年の空襲によって大切なものを失う。広島への原子爆弾投下、終戦。それでもすずは自分の居場所を呉と決め、生きていく。
戦時下を舞台とした作品なのですが、今までの映画・ドラマ・アニメーションとは全く異質でした。
まずは色彩の鮮やかさ、
原作漫画の雰囲気を活かしたキャラクターの動きや声は文句の付けどころがなく、「日常生活」に重きを置いた当時の生活が細かく、わかりやすく描かれています。
呉空襲や原爆投下のシーンも当然ありますが、戦争の悲惨さ・愚かさを前面に出している反戦作品ではありません。 あくまで戦時下の日常を描いていくのですが、その生活の中に空襲が「当たり前にある」という流れです。
全体的にパステル調でほんわかした画の中で、異彩を放つのはやはり「戦艦大和」です。乗組員との大きさの対比など、とてもリアルに描かれていました。 生活している町の、すぐそこに戦争がある事実を感じさせるシーンだったと思います。
第二次大戦の時系列や兵器等、知識は多少あった方がより細かい部分まで理解出来ると思います。
なぜすず達のいる広島が何度も空爆されるのか、駆逐艦とか、航空母艦とか、スラっと出てきますので、何の事かわからないとキャラクター達の会話についていけないかも。
衝撃的だったのは、昔好きだった幼馴染のテツが出撃前に既に人妻であるすずを訪ねて来て、納屋で2人きりになるシーン。 そしてそれを「戦場にいく男の特権」として黙認する夫・周作。
周作の事を思うと・・・ (@_@;) しかしここでどんな展開になるのかは実際に観て欲しいのでこれ以上書きません。
地味なシーンで、短い時間ではありますが、終戦後、海軍技術者の義父・円太郎が戦闘機の設計図を燃やす場面。 日本の少ない物資、不足した技術力で最大限の性能を持たせた努力の結晶を自身で処分するというのはどんな気持ちなんでしょうか(*_*)
物語は後半にいくにつれ、ショッキングな事故もあり、すずの生活がどんどん暗いものになっていきますが、それでも明日は来る。 落ち込んでばかりいられないすずと、それを支える家族。
多くの犠牲があった後なので、完璧なハッピーエンドといえるかどうかはわかりませんが、ラストは温かい気持ちで終える事が出来ると思います。
我々が物心ついた頃、すでに老人だった祖父母達も、全員が少年少女時代にこんな体験をして来たのか考えると、いかに現代が恵まれすぎているのかと思わずにはいられません。
原作漫画を2時間にまとめているので、登場人物のエピソード等、相当削られている様ですので、自分も是非原作漫画を見てみようと思っています。
今までたくさんの映画を挙げてきましたが、現時点で今年鑑賞した中で最高の、イチオシの1本です。
僕は本当に気に入っている映画しかDVD・ブルーレイで購入しようとは思わないのですが、これは購入しようと思います☆
さて、男の特権というワードを出しましたが、男の権利(こだわり)を反映した家ってなんでしょうか?
書斎? 吹抜け? ロフト? 屋根裏? ガレージ? 暖炉? 屋上庭園? シアタールーム?
たくさんあると思いますが、僕は断然ガレージハウスに憧れます。 リビングのソファから窓越しに自分好みにカスタマイズした愛車を眺められたら最高じゃないでしょうか・・・
独身時には自分の好きなこだわりのクルマを乗っていたけど、家庭が出来て渋々ミニバンやコンパクトカー等に買い替えたご主人も多い事と思います。
いつの世も、特に現代の男は我慢しなければならない生き物です。
何か不満に思う事があっても仕事で疲れているし、ささいな争い事を避けるあまり、今少し我慢すれば済む事!と自分に言い聞かせて小さくなってしまったり・・・あると思います。
家づくりこそ、男の主張・夢を吐き出す数少ないチャンスです。
新築住宅を検討される方の多くは30~40代です。 弊社には女性スタッフ含め20代~50代のスタッフがおりますが、あらゆる世代のお客様と同じ目線で話せるのが強みでもあります。
男の夢、実現可能可どうかはわかりませんが、一度ご相談頂ければ幸いです<(_ _)>
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