山梨の家づくり|ペニンシュラキッチンとは?アイランドキッチンとの違い
#建物 2025年6月20日(金)
「アイランドキッチンはよく聞くけれど、ペニンシュラキッチンって…?」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ペニンシュラキッチンは、家づくりで人気の“対面式キッチン”の一種です。
広いスペースが必要なアイランドキッチンと違い、比較的設置しやすいのがペニンシュラキッチン。使い勝手の良さも魅力です。
それでは、ペニンシュラキッチンについて、メリットやデメリットなどについてお話していきます。
キッチンの種類は「壁付け」か「対面式」
キッチンを大きく分けると、
・壁面側を向いて設置する「壁付けタイプ」
・リビング側を向いて設置する「対面式キッチン」
の2つがあります。
ペニンシュラキッチンは「対面キッチン」のひとつ
対面式キッチンには、アイランドキッチンやペニンシュラキッチンという種類があります。
どちらもリビングやダイニングの方を向き、オープンに対面している点では同じですが、違うのは“壁との接し方”です。
アイランドキッチンは四方が壁につかない“島(アイランド)”の形。孤立した “島”のようにキッチンを設置するので、回りをぐるぐると回遊できる動線になります。
ペニンシュラキッチンは左右のどちらかの片側が壁につく“半島(ペニンシュラ”の形。一方を壁や柱に接する設置方法で動線は片側だけですが、オープンです。
ペニンシュラキッチンのメリット
壁付けと比べたときのメリットをまとめてみました。
①壁付けよりも開放感がある
正面が壁の「壁付けキッチン」と比べると、対面式のペニンシュラキッチンはリビングの方を向いたオープンなスタイル。とても開放感があります。
料理の際に手元が暗くなりづらく、自然光の光が広がるキッチンにできそうです。
②リビングが見えるので安心
対面式キッチンは、どの世代からも人気があります。
その理由のひとつが「リビングが見える」というものです。
リビングの様子をこまめに見ながらの作業ができるので、特に子育て中やペットがいる家庭で注目されています。
山梨のデイクの家でもペニンシュラキッチンをご希望される方がいらっしゃいます。新築でキッチンスタイルにお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
③自由度が高い
アイランドキッチンは全方向を回遊できる動線確保が必要なため、スペース的に余裕がないと難しいかもしれません。
ペニンシュラキッチンなら、多くのご家庭で採用できる対面式キッチンのスタイルです。
ペニンシュラキッチンのデメリット
一方、デメリット部分についてもいくつか紹介しますね。
① 水撥ね・油跳ねで床が汚れることも…
キッチンとリビング側にまったく壁を設けない“オープン”タイプのペニンシュラキッチン。
キッチンで勢いよく水を使ったり、コンロ側で調理をすると油も跳ねることがあります。油が床につくと掃除も大変ですよね。気づかずに時間が経つと、油跳ねしてベトベトになってしまうかもしれません。
そこで、コンロ前に壁を設置する“セミオープン”のスタイルにしたり、ガラスパネルを設置することも可能です。
「立ち上がり」を設けたシステムキッチンを選ぶのもおすすめです。
水や油跳ね対策にもなりますが、リビング側から見えづらくなるので手元隠しにもなります。
また、汚れたとき“すぐに拭く”を実践するだけでも綺麗なキッチンをキープすることができるので、使った後に周囲をチェックする習慣もおすすめです。
②ニオイが広がるかも
個室タイプの“囲まれた”キッチンと比べると、開放的な対面式キッチンはニオイが広がりやすくなります。換気扇を使って効率的に換気できるようにしましょう。
また、キッチンによっては「着火・消火」のタイミングに合わせ、自動で換気扇がオンオフできるものもあります。
「キッチンからニオイが漂ってくると思ったら換気扇をつけ忘れた」、逆に「料理が終わっているのにずっと換気扇が回ったまま…」という消し忘れなども防げます。
③収納スペースが足りなく感じることも
壁付けキッチンと違い吊戸棚を設けないことが多い対面式キッチンは、“収納不足”になりやすいです。吊戸棚を付けると開放感がなくなってしまうからです。
鍋、洗剤、食器などキッチンで使うものはたくさんあり、収納不足でごちゃごちゃにしたくないですよね。
背面にカップボードやキッチン横にパントリーを設置するなど収納計画をきちんと立てましょう。
まとめ
開放的で明るい印象になるペニンシュラキッチンは新築でもたくさんの人に選ばれています。
山梨のデイクの家でも対面式キッチンは人気です。リビング方面を見渡せるので子育てするパパやママにもおすすめです。メリットだけでなくデメリットもありますが、対策次第では特に気にならなくなります。