山梨で建てる新築住宅|トイレが洗面所と一体化~メリット・デメリットと不向きなご家庭とは?
#雑談 2025年6月13日(金)
日本ではトイレと洗面所が別々の間取りになっていることが多く、トイレは個室の方が落ち着く方も多いのではないでしょうか。
そんななか、トイレが洗面所と一体化している間取りを新築住宅やリフォームで検討する方もいます。山梨のデイクの家でも、洗面所と一体化したトイレのご相談をお受けすることがあります。
空間が広がるので明るく開放感のあるメリットもある一方、ニオイなどが気になるケースも少なからずあります。
今回はトイレと洗面室を一体化した間取りのメリット・デメリット、注意点などをご紹介します。
家づくりで“トイレと洗面所を一体化”した間取りをご検討中の方は、ぜひともご参考ください。
トイレ&洗面所が一体化しているメリット
まずは、一体化によるメリットを見ていきましょう。
広々している
一般的なトイレといえば1畳くらいの小さなスペースですが、「トイレ+洗面所」にすることで空間が広がり、圧迫感のない雰囲気になります。
小さな子供のトイレトレーニングや、介護が必要な家族がいるときも安心な広さです。
特に、介護が必要な方がいらっしゃる場合、手摺の取付で転倒しないような対策も必要になります。小さいトイレでは出入りがしづらくなるため、洗面所と一体化した間取りも注目されます。サポートもしやすくなるので、安心ですね。
また、通常のトイレは採光や換気のみの目的で窓が小さめかもしれません。一体化して広々できれば、少し大きめの窓にもできて換気もしやすくなるでしょう。
手洗い器なしのトイレを選べる
トイレ後にすぐに手を洗えるのも、洗面所と一体化したトイレのメリットです。
手洗い器つきのトイレも不要で、タンクレストイレにもできます。
また、一般的なトイレでタンクレストイレにすると、トイレ空間に小さな手洗い器を作るためのスペースが必要ですが、洗面所が一体になればそれも不要です。
掃除がしやすくなる
一般的な広さのトイレは、便器の背後を掃除するのが大変ですよね。かがんだり、膝をついたりと、狭い空間で一苦労です。狭い理由から、トイレ掃除が億劫と感じている方もいるかもしれません。
洗面所と一体化したトイレなら広い空間になるので、掃除がしやすくなります。
また、掃除道具などの物も洗面所の下部収納に隠せるので、空間がすっきり見えるのもメリットと言えるでしょう。
デメリットも…
次は、デメリットについてです。
誰かが使用中に使えない…
ひとつの空間に「トイレ」と「洗面室」という2つの目的がミックスしているため、トイレを使いたい人、洗面所を使いたい人が同時にダブったときに大変です。
洗面所を使っているとき「トイレに入りたい」と急に声をかけられると慌てるかもしれません。
また、外出のために洗面所を使いたいのに家族がトイレ中。急かすわけにもいかず、待っているものの、時間のロスを感じやすくなります。
家族同士で「トイレ」「洗面所」の使いたい時間が重なるたびに、「落ち着いて使えない…」とお互いにストレスに感じる可能性もあるでしょう。
ニオイが気になる可能性…
トイレを使った直後は、ニオイがこもっているのがデメリットです。
また、トイレのニオイは、壁や床にも吸着していることが多いため、こまめなお手入れをしなければ、洗面室全体にニオイが染み付くケースもあります。
消臭剤の利用や換気対策などでニオイ対策はこまめに行うことが大事です。
一体化したトイレ&洗面室が不向きな家庭
トイレと洗面室が一体化したトイレは、家族が多いご家庭では不向きです。
特に、共働きや子供達が幼稚園・学校と、家族みんなが朝の準備で集中するライフスタイルの場合、朝に洗面所が渋滞しやすくなります。
トイレが1つしかないと、急いでいるときに大変かもしれません。
ただ、トイレに関しては「2階にもトイレを設ける」ことで対策は可能です。
家族の出かける時間やふだんの使い方などもイメージしながら、トイレと洗面所の一体化を考えてみることをおすすめします。
まとめ
洗面所がトイレと一体化できれば、広々とした空間で使いやすいメリットがあります。
ただ、一方で、ニオイのこと、同時に使う際に渋滞しやすいなど、いくつかの問題も。特に、家族が多いと、「トイレ」「洗面所」とそれぞれを使いたい人が集中する可能性があるため、家族のライフスタイルも考えて検討することをおすすめします。
山梨のデイクの家でも、洗面所とトイレを一体化した新築住宅のご相談をいただくことがあります。マイホームを計画されるときは、メリット・デメリットの比較をしつつ、家族みんなの意見も取り入れることが大事です。