【山梨の設計士が解説】新築リビングに「畳コーナー」は必要?種類やローコストで叶えるコツを伝授!
#建物 2026年8月16日(日)

はじめに
こんにちは!あるいはこんばんわミスターデイクの設計士望月です。
いつもご覧いただきありがとうございます。
さて、今回はタイトルにも書きました「畳コーナー」のお話
新築の間取りを考えているとき、「和室を丸ごと1部屋作るのはスペース的にも予算的にも厳しいけれど、ゴロゴロできる畳のスペースはどこかに欲しいな…」と悩む方はとても多いです。
そこでおすすめなのが、リビングの一角に設ける「畳コーナー(タタミスペース)」。 今回は、設計士の目線から、畳コーナーがもたらす効果や種類、さらに予算を賢く抑えて取り入れるための「畳の選び方」まで分かりやすく解説します!
畳コーナーとは?~リビングが“特別な空間”に変わる理由~
畳コーナーとは、独立した「和室」ではなく、LDKと同じ空間の中につくる、1.5畳〜4.5畳ほどの小さな畳のスペースのことです。
これがあるだけで、リビングはただテレビを見るだけの場所から、家族みんなにとっての「特別な癒やし空間」へと生まれ変わります。
赤ちゃんや子どもの最高の遊び場に
フローリングだと「転んだら痛そう」「おもちゃを落とすと傷がつく」とハラハラしますが、柔らかくクッション性のある畳なら安心。お昼寝スペースとしても最適です。
ちょっと一息つけるゴロゴロ空間に
ソファに座るのとはまた違う、お風呂上がりに「ちょっと横になりたいな」という時に、床に近い目線で最高のリラックスタイムを味わえます。
家事やマルチタスクの場所に
洗濯物をパッと広げて畳んだり、アイロン掛けをしたり。デスクを置けば、ちょっとしたリモートワークや子どもの宿題スペースにも早変わりします。
【小上がり vs フラット】畳コーナーにはどんな種類がある?
畳コーナーには、大きく分けて「小上がりタイプ」と「フラット(平床)タイプ」の2種類があります。暮らし方に合わせて選ぶのがポイントです。
A. 小上がりタイプ(段差をつける)
床面を30cm〜40cmほど高くして、立体的な空間を作るスタイルです。

小上がりメリット
段差に腰を掛けてソファ代わりに使えます。また、必要の有無は個人差がありますが段差の下を大容量の「引き出し収納」にできるため、リビングにおもちゃや季節モノが溢れるのを防げます。
小上がりデメリット
段差がある分、小さなお子様や高齢の方がつまずくリスクがあります。また、お掃除ロボットが自力で上り下りできません。
B. フラットタイプ(リビングと一続き)
フローリングとまったく同じ高さで、畳を埋め込むスタイルです。

フラットタイプメリット
段差がないため、リビング全体がより広く、開放的に見えます。お掃除ロボットもスイスイ通過できて、ライフステージが変わっても安全に使えます。
フラットタイプデメリット
小上がりのような「床下収納」は作れません。また、空間が区切られていないため、LDK全体のインテリアと畳の色味を上手に合わせる必要があります。
ローコスト住宅でも「畳コーナー」は可能?
「うちはローコスト住宅だから、畳コーナーなんて贅沢かな…」
と諦める必要はまったくありません!コストを賢く抑えながら、おしゃれな畳スペースを作るプロの技をご紹介します。
独立した和室を作るより、はるかにおトク!
壁やドア(引き戸)をしっかり作った「独立した和室」を1部屋追加すると、建具代やクロス代で数十万円〜のコストがかかります。
しかし、リビングの一角を畳にするだけなら、余計な壁やドアが不要なため、劇的にコストを抑えられます。
ここだけの話…「琉球畳」はコストが高めです!
最近のインスタなどでよく見かける、正方形でフチのないおしゃれな「琉球畳(半畳タタミ)」。モダンなリビングにとてもよく馴染むので大人気なのですが……実は通常の長方形の畳に比べて、職人さんの手間がかかるため価格が1.5倍〜2倍近く高くなります。
そのため、「コストを最優先したい!」というローコスト住宅の家づくりでは、あえて従来の「フチありの通常畳」を選ばれる方もたくさんいらっしゃいます。
「フチがあると古臭く見えない?」と心配されるかもしれませんが、今のフチあり畳はカラーバリエーションがとっても豊富!
フローリングの色に近いベージュや、シックなグレーの畳に、同系色の目立たないフチ(無地)を合わせることで、通常の畳でも驚くほどすっきりと、おしゃれな現代風リビングに仕上げることができます。
「置き畳(ユニット畳)」という選択肢も
建築工事として床をくり抜いて畳を埋め込むのではなく、完成したフローリングの上に「ポンと置くだけ」の置き畳なら、施工費をさらにカットできます。子どもが大きくなったら外して全面フローリングに戻す、といった模様替えも自由自在です。
ぜひ参考にしてみてくださいね!(^^)!








