山梨の新築住宅|家づくりの疑問…“ベタ基礎”って何ですか…?
#建物 2025年10月17日(金)
家づくりで大切な基礎のコト。
昔は、床下を見ると“土がむき出し”の布基礎が主流でしたが、今は「ベタ基礎」が一般的になってきました。
「今さら聞けないけれど、ベタ基礎って何なのかな?」と思っている方もいるのではないでしょうか。基礎は隠れて見えないけれど、家の耐久性にも通じる大事なところ。家づくりの前に、大事な基礎のこと、考えてみませんか。
今回は、そんな“ベタ基礎”について分かりやすくお話していきます。
そもそも「ベタ基礎」とは
昔ながらの家で、床下の点検口を覗いてみると、“砂・土”という光景を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
建物の外周と一部にコンクリートの基礎を設け、残りは土がむき出しとなっている状態。これは「布基礎」と言われ、昭和から平成初期くらいまで主流だった基礎の工法です。当時の布基礎は防湿シートの普及も今ほどではなく、湿気対策は不十分でした。
最近の布基礎は防湿シートも敷いて薄くコンクリートを流し込んで保護していますが、あくまでも“防湿”が目的です。
一方、今主流の「ベタ基礎」は床下全面コンクリートで覆い、鉄筋も入っています。2000年くらいから主流になっている工法です。
イマドキの家がベタ基礎主流のわけとは?
昔ながらの布基礎から現在主流のベタ基礎になったのには、いくつかの理由があるんです。
まず、布基礎と比べた際の耐震性。昔ながらの布基礎はコンクリートを全面に覆わないため、建物を支えるのは部分的になってしまいます。
一方、ベタ基礎はコンクリートを基礎に流し込むので、お家を支えるのは「面」。より耐震性が高まる構造となっているんですね。
床下全体がコンクリートで覆われることから、土の湿気が家のなかに伝わりづらくなります。
木材の腐食やカビもおさえられるため、家の耐久性が向上するのもメリットなんです。それにシロアリの侵入を防ぐ効果もあり、現代の建築では主流となっているんですよ。
山梨のデイクの家でもベタ基礎を採用しています。基礎はとても大事なところです。疑問や不安などございましたら、お気軽にご相談くださいね。
ベタ基礎も注意点はあるの?
ベタ基礎はとても良い基礎ですが注意点もあります。
まず排水のこと。コンクリートで覆われていることから、水が溜まりやすくなるリスクもあるんです。
通常は、施工時に水を流して排水しやすくするための勾配をつけます。勾配や排水計画はベタ基礎にとってもとても大事なポイントで、施工不良があると湿気の問題が起こることもあるんですよ。
コンクリートの厚みによって強度にも関わるので、施工実績が多い経験豊富な施工業者を選ぶことも大切です。
日本の家はベタ基礎が向いている
主流はベタ基礎ですけど、布基礎を採用する新築もあります。昔ながらの布基礎と違って防湿シートの上から薄くコンクリートを流し込みますが、床下の湿気対策です。ベタ基礎よりも安価ですが、湿気対策や耐震性、そして長持ちする家づくりを考えるとベタ基礎の方が最終的にコスパは良くなります。
特に、日本では「高温多湿」「地震が多い」という観点でも家づくりをしないといけないため、日本の気候や風土に合っていると言えそうですね。
当社でもベタ基礎を採用しています!
当社のローコスト住宅は、ベタ基礎を採用しています。
ローコスト住宅と聞くと品質を心配される方もいますが、コストをおさえつつも性能や耐久性には細心の配慮をしています。
家づくりの土台として大切な箇所ですから、お客様の安心のために徹底的に取り組んでいます。
まとめ
家づくりの土台とも言える基礎。ふだんはなかなか注目されませんが、実は家の安全性や快適性を支える重要な部分なんです。
昔ながらの家づくりでは「布基礎」が主流でしたが、耐震性や防湿対策など性能を高めようと追求した結果「ベタ基礎」という工法が一般的になってきました。
そもそも「基礎は家の土台」ということは分かっていても、「ベタ基礎?布基礎?」と混同している人もいるのではないでしょうか。
家づくりで失敗しないためにも、まずは「基礎」についての理解も深めていくことも大切です。
山梨のデイクの家ではベタ基礎を標準採用し、お客様の家づくりをサポートしています。ご質問やご相談はいつでもお気軽にお問い合わせください。