【山梨×新築】家づくりで知っておきたい基礎知識~雨樋って何のためにあるの?
#建物 2025年9月5日(金)
お住まいの外観にひっそりとある“パイプ”のような雨樋。
「あれってホントに必要?なくてもいいのでは…?」なんて、一度は思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
でも実は新築住宅で雨樋を取り付けるのはお住まいにとって大切なコトなんです。
今回は、新築住宅で「雨樋って本当に必要なの?」という疑問について、詳しくお伝えしていきます。
雨樋って何のためにあるの?
雨樋は、屋根に降った雨水を地面にスムーズに排水するための設備です。
屋根の端に水平についている“横樋(よこどい)”で屋根面の雨水を集めて、それを“縦樋(たてどい)”という垂直に取り付けたパイプで排水する…というのが基本的な仕組みとなっています。
雨樋があるおかげで屋根の水がスムーズに排水管へと流れることで、家の傷みやトラブルを予防してくれているんです!
雨樋は外観の中でもあまり目立たないけれど家にとってはとても大切なんですよ。
雨樋ってつけるべき?雨樋がないとどうなるの…?
そんな大事な役割を持つ雨樋ですが、「本当につけるべき?」という疑問を持つ方も多いかもしれませんね。そこで「もし雨樋がなければ…」という悪影響についてご紹介していきます。
外壁が汚れやすくなる
雨樋がないと、屋根からの雨水がそのまま地面に直接ボタボタ…。すると、外壁の下部分に泥汚れがつき、すぐに外壁が汚れてしまうんです。
せっかくの新築なのに、雨のたびに汚れていくなんて見た目にも残念ですよね。
さらに、長年その状態が続くと外壁の塗装が傷んでしまうことも。こうしたトラブルを防止するのが雨樋の役割です。
デイクの家で新築されるお客様のなかでも「雨樋って必要ですか?」というご質問をされる方がいらっしゃいます。
実はとっても大事な設備なので、家づくりの前には雨樋のことについて知っておくことをおすすめします。
住まいの基礎に悪影響…
建物の立地にもよりますが、雨樋がないと雨が降るたびに雨水が集中してしまい、地面が水浸しになるかもしれません…。基礎近くに水がどんどん染み込むと、劣化が早まる原因となってしまうこともあるんです。
また、昔の雨樋の場合、雨樋を伝って流れてきた排を地表へ流すタイプがたくさんありました。最近は、雨樋の排水は地中に向かって排水される構造が主流となっていて、建物の汚れが付きづらくなっています。
湿気が溜まりやすくなる
雨が降るたびに地面に水溜まりができると、なかなか乾かずに湿気がこもりがちになります。その湿気がカビやシロアリのリスクも高めてしまうかもしれないんです…。
建物の寿命が悪くなったり、健康被害も怖いですよね。
雨樋なしの家づくりってアリ…?
昔の住宅では、雨樋がないケースも結構多く見られました。
実家や祖父母の家なので「雨樋がないけれど…」というケースも多いのではないでしょうか。
というのも、ひと昔前の家は「屋根の軒」が少し長めだったり、建物の周りに砂利を敷いて雨水が浸透させるなどの工夫がされていることも多かったものです。
でも、現在の住宅では、外観のデザインもおしゃれになって、「軒が短い家」も多くなりましたよね。そんなデザインの場合、雨樋がないと雨水が外壁に直接かかってダメージの原因に。
さらに、最近は昔と比べると雨の量も増えているので、“今の家づくり”にとっては雨樋は大切な設備のひとつとなっているんです。
デザイン性のある雨樋が人気
昔の雨樋は「ただ雨水を流す」という目的の地味なものが主流でした。
最近は、昔ながらの雨樋ではないんです。
できるだけ目立たないスッキリデザインや、ちょっとカッコいい感じのデザインも増えてきたんですよ。
カラーバリエーションも豊富ですから、お家の外壁や屋根、外観の雰囲気とコーディネートもできます。
もちろん、おしゃれなデザインの雨樋でも、しっかりと排水をし機能性もばっちりで安心ですよ。
まとめ
家づくりであまり注目されない“雨樋”ですが、外壁を汚れから守ったり、家の長持ちにも陰ながら活躍してくれるとても大切な存在です。
雨樋の色は外壁の色と合わせるのがコツ。おしゃれなタイプの雨樋も増えているので、家づくりでは見た目にもこだわって選んでみませんか?
山梨のデイクの家の家づくりでも雨樋に関するご相談をお受けしています。
「外壁の色に合わせたい」「雨樋の形ってどんなものがあるの?」といったご相談もお受けしております。
どんなことでもお気軽にご相談くださいね。